考古学基礎論―資料の見方・捉え方―無料ダウンロードkindle
考古学基礎論―資料の見方・捉え方―
08/08/2020 09:22:25, 本, 竹岡 俊樹
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考古学基礎論―資料の見方・捉え方―無料ダウンロードkindle - 内容紹介 新たな歴史観・文化論構築のために、もの[遺跡・遺構・遺物]を「見ること」「捉えること」とはどういう行為か。 見る主体と対象の間に介在する問題とは何か。 製作された当時の世界観の中でものに付与された「意味」をどう捉えるのか。 認知・認識論を基に考古学資料の意味を読み解く方法を提示する。 内容(「BOOK」データベースより) 新たな歴史観・文化論構築のために―もの「遺跡・遺構・遺物」を「見ること」「捉えること」とはどういう行為か。見る主体と対象の間に介在する問題とは何か。製作された当時の世界観の中でものに付与された「意味」をどう捉えるのか。認知・認識論を基に考古学資料の意味を読み解く方法を提示する。 商品の説明をすべて表示する
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本書は、旧石器捏造事件の石器捏造を告発した考古学者、竹岡俊樹による、現代考古学への批判が込められた代表作『旧石器時代文化研究法』、『考古学崩壊』以来の、総合的な考古学研究理論書であり、新たな「考古学」構築のための著者独自の基礎理論がまとめられた、情熱漲る研究書である。巻末あとがきには「若い研究者と考古学を志す学生のために本書を上梓する」と、明確な刊行意図が述べられ、「資料をよく見ること、分析すること、論理的であること、そして、文化についての知識を蓄積することが考古学を行うための基本である」とする著者は、それらを深く学ぶ本書全4章のアプローチをすべて「理解し実践すれば必ず新しい歴史観と文化論を構築するための道は開けるだろう」と結論している。これらの著者の言葉に違うことなく、様々な考古学研究の批判的事例や理論批判が本書には書かれており、その誠実さは疑いようがなく、真摯な試みや批判を余すところなく開示する姿勢こそが、考古学者、竹岡俊樹の神髄なのだとあらためて敬意を抱くほどである。しかし、冷静に本書を通読すればするほど、強い違和感と疑問を覚えずにはいられない。特に第3章において、「歴史や空間を超越する」ものとして考古学者ビンフォードの民族考古学理論を強く批判しておきながら、そもそも開祖である柳田國男の時代から、歴史史料との照合や精緻な検証による伝承分析の必要性、単純に言うならば日本民俗学における実証性の問題を曖昧にしてきた、近代の産物であるはずの日本民俗学の資料や理論を、「古代から昭和初期の時代まで存続していた」ものとして、個々の事例や問題を十分に詳細に検証することなく、安易に考古遺物の資料分析に適用しようとする姿勢には、深い疑問を感じざるを得なかった。他にも本来ならば慎重な歴史史料の分析や考察が必要となるべき提言や理論的説明の不十分な著者独自の文化理論の記述も多い。これらの著者の提言の核心にある、これからの考古学はもう「物」そのものだけの研究であってはならない、とする強い問題意識が共感できるだけに、その性急さを受け入れることはできない。第1章、第2章や第4章の石器研究をはじめとした詳細で高度な遺物の資料分析のレベルにまで、すくなくとも第3章の史料分析や文化理論の構築を高めるべきであることは、極めて明白であるように思われる。だが同時に、このような本書の理論的欠陥を含めて、そのすべてが本書の価値であり、竹岡俊樹による、次代の研究者への提言の核心なのだと思わずにいられない。本書を批判しその理論を深く検証することこそが、考古学にとどまらない、新しい「物」の研究構築となることは間違いないことである。
de 竹岡 俊樹
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