オードリー・ヘプバーン 彼女の素顔がここに

楽しみにして初日に買いましたが、読んでガッカリ。熱烈なファンは笑ってすませられますが、熱烈じゃないファンは間違いだらけのこの本は読まないほうがいいです。原書は2009年発売らしいのですが、息子ショーンやバリー・パリスのより正確な伝記本が出ているのに、まだダイアナ・メイチックのトンデモ伝記本を出典で多数使用。なのでこの中でオードリーが語った、などという部分はかなりのデタラメ。全体に今までのオードリーの伝記を寄せ集めて低レベルでダイジェストにしたような…そんな本。なぜ今まで日本の他社で翻訳出版されなかったのかがわかります。今までの伝記になかったような新しいことなど何もありません。映画の製作会社すら間違ってますし、日本でCMに出たという部分も制作年度とギャラが間違ってる。翻訳者もオードリーの映画の題名の表記がいくつも間違っていたりしますが、それは出版元で文字校正くらいはしてあげて欲しいです。今も全国を巡回しているオードリー展を実行しているクレヴィス社ですが、展示会でも写真とキャプションが入れ替わって展示されていたり題名表記が間違っていたりしてたので、オードリーの物を色々と販売するなら、まずはもっとオードリーに詳しい人を監修でつけたほうがいいのではないでしょうか…。